テマリブログ

てまり窯の作業日報など

カーボン固体酸

先日の爆笑問題の日本の教養で、東工大の原亨和先生が、触媒化学のことを話していた。

http://www.nedo.go.jp/itd/teian/ann-mtg/fy19/2/program/a-12.pdf

PDFを読むと、とても難しいけれど、簡単に言えば、硫酸と炭を使い、カーボン固体酸という触媒を作ることに成功して、木屑や雑草のようなセルロースを糖類にすることが容易になったということか。糖類からアルコールなどのバイオ燃料が出来るわけだから素晴らしい!
実は、自分も大学の卒論のテーマが触媒に関係することだったので、このカーボン固体酸は、とても興味深い。自分が主にやったのは、ケミカルヒートポンプの吸熱反応に使う炭の粉にNiの微粉末をくっ付けた触媒だった。ここでも担体は、炭だった。