テマリブログ

てまり窯の作業日報など

心の病の損失

納品する品物を新聞に包んでいたら、大きな見出しが目に入った。
「心の病は国の損失」(朝日新聞・2009/11/17・生活面)
ロンドン大学経済政治学院名誉教授のリチャード・レイヤード卿は、労働経済学が専門で、公共政策の最終目標は、人々の生活を幸福にすることだとする「幸福経済学」の提唱者としても知られる。

「人生において何が一番悲惨かと言えば、収入が少ないことではない。心の病に悩んでいることなのだ」

心の病による損失は、イギリスだけで年間約1兆8千億円と試算された。
イギリスでは、認知行動療法が行える臨床心理士を大幅に増やし、うつ病や不安障害の患者の治療を行う「心理療法アクセス改善(IAPT)プログラムが、導入されたという。
日本では、臨床心理士が国家資格として認められていないという。日本にも、うつ病で苦しんでいる人が、たくさんいるのだから、こういうプログラムを国家レベルで推進した方がいいと思う。