テマリブログ

てまり窯の作業日報など

美術館へ

今日は、「知られざる濱田庄司」を観に県立美術館に行った。陶芸教室で、いろいろな伝統釉を作るようになってから、今まで見過ごしてきた伝統釉の奥深さを感じる。今日観た中で、最も心引かれたのは、白釉青釉流しという7寸程の組丸皿だ。白釉と言っても、ただの白ではない。実に複雑なのだ。どんな原料を使い、どんな風に焼いたのか、暫し考えてしまった。その上に流されている青釉も、上品で美しく、しかも大胆。
午後2時からは、濱田庄司の孫の友緒さんの記念講演会「濱田庄司・プラスの人」を聴いた。やはり、器の大きな人間は、付き合う人間の器も大きい。
盃と徳利が少ないと思ったら、濱田庄司は、殆ど酒を飲まなかったそうだ。自分も下戸なので、ちょっと親近感♪