テマリブログ

てまり窯の作業日報など

村上春樹さんのスピーチ

スペインでの村上春樹さんのスピーチが素晴らしかった。
一部掲載↓

我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。我々は技術力を結集し、持てる叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み、原子力発電に代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。たとえ世界中が「原子力ほど効率の良いエネルギーはない。それを使わない日本人は馬鹿だ」とあざ笑ったとしても、我々は原爆体験によって植え付けられた、核に対するアレルギーを、妥協することなく持ち続けるべきだった。核を使わないエネルギーの開発を、日本の戦後の歩みの、中心命題に据えるべきだったのです。

全く同感。今からでも遅くないと思う。現在の原子力の研究費は、全て放射性廃棄物処理技術や、原子炉廃棄に使い、原子力発電からは、完全撤退し、地熱、マイクロ水力発電太陽光発電、風力発電、油を作り出す藻、バイオマス発電、メタンハイドレートシェールガスを使ったガスタービンコージェネレーション発電など、地産地消的エネルギー開発にシフトすべきだ。