テマリブログ

てまり窯の作業日報など

茨城県近代美術館へ

今日は、家族で、茨城県近代美術館へ行った。
早朝、震度4の地震で起されて、二度寝したら寝坊してしまい、出発が9時になってしまったので、贅沢にも北関東道を使うことにした。実に快適。10時には、美術館に着いて、早速観覧。
輝く女たち、その強さ、儚さ、複雑さ
男性による女性像と女性による女性像とに分かれていて、実に面白かった。併せて女性による男性像もあるともっと面白かったと思う。自分が最も好きになった絵は、ポスター画にもなっている小倉遊亀の「良夜」(写真)だ。女性の象徴である月の光に照らされた女性の存在感と官能的な美しさに惚れ惚れする。健康的で生命力に溢れた理想的な女性像だ。対照的なのが松井冬子の「夜盲症」だ。幽霊は、やっぱり美しい女性が一番怖い。この幽霊の顔は、彼女自身ではないかと思われるほど美しく、地獄の底まで引き込まれそうな重力を感じる。妻も娘らも、この松井冬子の不気味な絵をいたく気に入ったようで、絵葉書を何枚も買っていた。
帰宅してから、また益子に戻り、びんろうで久しぶりに陶芸家のYさんとあった。


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