テマリブログ

てまり窯の作業日報など

いけるかも・・・

今回の試作釉、窯出しの時は、今ひとつかと思ったけれど、試作盃を何人かに見てもらったら、案外いい感じ。今まで、白系の釉薬にこだわっていたけれど、原料の持つ特性を生かした有色系の方が、今回は、いけるかもしれない。深岩石は、大谷石より白いので、先ず白釉として作ってみたけれど、明るい白さ故に、原料中のコバルトが、青い点として目立つのだ。更に大量発生するピンホールにも悩まされてきた。
今回の窯で、この問題の深岩白釉に、足利の樺崎石を加えた釉薬を焼いたところ、暗くて地味な釉調で、ダメかと思ったけれど、意外にも好評だった。暗い色調なので、コバルトも目立たず、その上ピンホールも無い。一石二鳥か?
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