テマリブログ

てまり窯の作業日報など

地球のステージ

今夜は、二宮文化会館で催された公演「地球のステージ」を、家族で聴きに行った。以前、窯番しながら聴いた深夜放送に出演していた桑山紀彦さんの公演だ。フィリピンのスモーキーマウンテンやソマリア内戦地、東日本大震災の津波で壊滅した地域など過酷な現実の中で生きる人々の中に入って行った体験があるからこそ、言葉や歌に、感動させる力があるのだと思う。歌もメロディーも素人とは思えないくらい良かった。
泥の中に咲く蓮のように、絶望的で苦しい現実の中でも、豊かで美しい「何か」を見ることが出来るんだよというメッセージだと思う。近い将来、日本の財政は破綻するだろうし、再びM9クラスの地震など天災によって甚大な被害を受けるだろうけど、絶望せずにしぶとく生きて行こうと思わせる公演だった。