テマリブログ

てまり窯の作業日報など

夫婦愛

昨晩、「アンビリーバボー」というTV番組の後半を家族で観ました。
癌に侵された夫と若年性アルツハイマーに侵された妻のお話。若年性アルツハイマーの余命が8年から10年で、肉体より精神の死が先に来る恐ろしい病気であることを知りました。自分がこの夫婦の夫の立場だったら、やはり、何度も心中を考えてしまうかもしれないです。
番組でも、心中をしようと断崖に立つシーンがありましたが、夫の信孝さんは、妻の八重子さんの笑顔を見て思いとどまったのでした。
「共有出来る記憶がなくなっても、この笑顔があればいい」
苦楽を共に生きてきた伴侶との記憶が消えていくことの悲しさ、寂しさは、想像するだけでも辛いことです。それでも、笑顔の為だけに生きていく決意をした信孝さんの愛情の深さを感じました。
八重子さんの看病をしていく中で、自身の癌が消滅したというのも、不思議なことですが、癌の特効薬が献身的な愛情だったのかもしれません。
現実の全てを引き受けて、自分の出来る限りのことをすることの大切さを考えさせられました。夫婦っていいものですね。