テクノクライシス
ＮＨＫスペシャル・３夜連続番組「危機と闘う・テクノクライシス」↓
http://www.nhk.or.jp/special/onair/techno.html
３夜とも素晴らしい番組だった。１、２話はコンピューターとロボットの話だったが、突き詰めていくと、人間の心の問題のような気がした。最新のテクノロジーは、諸刃の剣であり、悪意のある人間が使えば、非常に恐ろしいものになってしまうのだ。コンピューター技術者には、モラルの教育に重点を置くべきだろう。日本のロボット技術者も出ていて、ロボット技術の兵器転用はしないという姿勢に感動。
３話目のジェットエンジンの話も興味深かった。タービンブレードが超合金で出来ていて、１３００度、円周速度時速２０００キロメートル、１５トンの遠心力に耐えていることには、驚いた。しかも、一個７０〜８０万円という。米英の航空機メーカーしか作れないから、こういう値段になるのか。
筑波の物質・材料研究機構↓の原田氏が開発した超合金は、タービンブレードの寿命を延ばし、エンジン性能を向上させるという。日本でジェットエンジン開発出来れば、もっと効率のいい、故障の少ないジェットエンジンを作れる気がする。
