テマリブログ

てまり窯の作業日報など

博士の愛した数式

博士の愛した数式」というDVDを借りて観ました。

数式のような美しい言葉のちりばめられた映画だと思いました。
素数や完全数、友愛数などの不思議な数の話に、思わず引き込まれてしまいます。

直線を引こうとしても、有限の人間には、線分しか引けないという話の中で出た言葉は、とても深い言葉だと思いました。

「目に見えるものは、目にみえないものに支えられている」
「永遠の真実は、目に見えない」

そして、最後にたどり着いた言葉に、このドラマの云わんとしていることを感じました。

「心で観れば、時間は流れない」

心で観ることとは、つまり、意識を「今」に集中させること
と同義なのかもしれません。

因みに博士の愛した写真の数式を「オイラーの公式」というそうです。ネピア数のπi乗に1を加えるとゼロになる不思議な公式。
無限大と無の世界の関係・・・?!。数学者にとってこの公式は、調和のとれた目に見えない大いなる世界の存在を予感させてくれる宝物のような式なのでしょうね。

e^{i\pi}=-1