テマリブログ

てまり窯の作業日報など

日本賞

日本賞という優れた教育関係の番組に贈られる賞を受賞した作品を2つ観た。一つは差別を体験する実験を行った小学校のクラスのドキュメンタリー。もう一つは、アスペルガー症候群の少年と家族のドキュメンタリー。前者は、アウシュビッツから生還した人の研究から始まり、「人間の本性」に迫る内容で、「差別する心」は本能的で、日常生活の中のほんの些細なことの中にも存在し、意識しないうちに、差別していることに気が付かせてくれる。実際に、不条理な理由で差別されることの悲しみを体験することで、変化していく生徒の心は、興味深かった。後者は、脳の機能障害であるアスペルガー症候群の子供の苦しみ、悲しみとその子の親の苦しみ、悲しみの断片を見せてくれた。