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てまり窯の作業日報など

小皇帝の涙

NHKの「小皇帝の涙」というドキュメンタリー番組を録画で観た。小学5年生といえば、うちの長女と同じだけど、中国の小学5年生は、あまりに可哀想。学校でも、家庭でも親がまとわりついて勉強、勉強!虐待と言っても過言ではない。 高い学歴がなければ、安定した職に就けないという親の脅迫観念が、そうさせるというがここまでだと異常だと思う。子供時代にしか経験出来ない、遊びや冒険の楽しさ、友達との友情を知らずに、まともに育つのだろうか・・・。逃げ場が無くなれば、暴発する可能性が大きくなることに親は気付いていないようだ。日本でも、親殺しの悲惨な事件が、紙面を賑わすことがあるけれど、この小皇帝たちが思春期を迎える頃、悲惨な事件が国家規模で起こらないことを祈る。
貧富の差をなくそうというのが、社会主義の目標だった筈なのに、この国は、真逆を行って、非常にギスギスとした日本以上のストレス社会になっているらしい。