窯出し
午前中、工房の整理や掃除の雑用をして、午後窯出し。概ね良好だけれど、問題も発生。
<良かった点>
- 最上段の深岩白釉の試験用マグカップ(写真)の焼け具合は、素晴らしかった。ピンホールもなく、上品なマットで美しい。
- 同じく深岩白釉の試験用の平皿の焼け具合も素晴らしかった。
- 素焼き前に塗布した、新しく作ったコーティングアルミナが非常にいい感じ。ヅクがほとんど着かないのだ。しかも棚板にしっかり固着している。
<問題点>
- ピンホール多発
火前の深岩白釉にピンホールが多発。しかも、テカリが出て、上品なマットにならない。大谷白釉も火前はダメだが、それよりダメな感じ。
- 今回の大谷白釉に物足りなさ
今回、初めて、施釉前に、篩を釉桶に入れてみたのだ。ザラツキを減らす為だったのだけど、釉薬がツルンとしてしまい、なんだか味気なくなってしまった。
<試験片>
予想外だったのは・・・、
- 207-2(塩原湖成層土と稲田石配合)
- 207-16(鹿沼土配合)
この2つテストピースから、火前でも良く焼ける新しい釉薬が出来るかもしれない。