テマリブログ

てまり窯の作業日報など

汚れ試験

窯番中、明日の試験片作りの調合を考えながら、今までの試験片の汚れ試験をした。食器にとって、汚れ易いというのは、致命的だ。試験と言っても、筆ペンで書いて拭き取るだけ。一見、綺麗でいいなあと思われる釉薬も、筆ペンのインクで、黒く汚れてしまうものがある。水で洗っても落ちない釉薬は、残念ながら没にする。マット系の釉薬は、表面がザラザラしているので、どうしても汚れ易いし、汚れが落ち難い。今回、もっとも酷かったのが、塩原湖成層を使った釉薬で、全滅した。深岩石系と樺崎石系は、健闘している。


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