テマリブログ

てまり窯の作業日報など

釉薬作り1

今日は、一日釉薬作り。先ず塩原湖成層を使った試作釉作り。今まで白釉を作ろうとして試行錯誤してきた塩原湖成層釉。添加率10%程でも、釉薬に嫌な粘りが出てきて、扱い辛くなり、しかも、貫入がひどい。そこで、この釉薬も、白くするのを諦めて、湖成層による発色をそのまま出すことにした。思い切って湖成層の添加率を50%まで上げた組成で試作した。テストピースで分かったことは、添加率を上げていくと、施釉段階でヒビが入ったり剥がれたりすることだったが、今回試作した釉薬は、大丈夫だった。沈殿もしないし、嫌な粘りも、今のところ無い。やはり、塩原湖成層を大きめ固まりのままで、ボールミルで擂ってもダメだった。大きめの塊は、ジョークラッシャーのような粉砕機が必要だろう。
次は、深岩白釉と樺崎石を混合した黒ゴマペーストのような色の釉薬を作った。この釉薬で、製品を作ってみる。この釉薬も、深岩白釉のときのような、嫌な粘りも沈殿も無い。
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