テマリブログ

てまり窯の作業日報など

写真は、壁にぶち当たってしまった深岩白釉を乾燥しているところ。45リットルバケツ4個分・・・。大量に作ってから、問題が発覚した最悪のパターン。なかなかピンホール問題を解決出来ない。アルカリ分を増やして、流動性を増すとピンホールもなくなるので、陶芸教室用釉薬ぐらいにはなるけど、こんなにたくさんあるから、使い切るのに何年かかるか・・・。窯の焚き方や焼成時間にも原因の可能性があるけど、こちらをいじると、定番の大谷白釉に影響するかもしれない。
見た目は、とてもいい感じに出来た塩原白釉も貫入汚れ問題でやり直しになってしまい、これまた壁にぶち当たっている。
211回窯で出た試験片の中に、可能性のありそうなものもあるので、ダメ元で試作釉を作ってみようと思う。
唯一完成したのが、鹿沼土を使った鹿沼緑釉の改良版。今回の陶器市で、この釉薬を使った半月皿すぐ売れた。
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