テマリブログ

てまり窯の作業日報など

甲斐荘楠音

今夜の新日曜美術館は、「甲斐荘楠音」(かいのしょうただおと)
こんなに生々しい美人画を観たことない。素晴らしい日本画。
女性の内面まで入り込み、相反する美と醜を見事に描き出している。
綺麗だけの美人画には、全く感じなかった「生」を感じる。
それにしても、ゲストに出演していた「松井冬子」という日本画家の美しいこと・・・。描く側というより、描かれる対象になる美しさ。
松井冬子さんのサイト↓
http://www.theway.jp/fuyuko/
彼女の絵も素晴らしい!
この人は、現代日本を代表する日本画家だと思う。本音を剥き出しにする女性の強さのようなものを感じた。彼女が雪女を演じたら、迫力あるだろう。美しい人が、人間の内面の醜い、グロテスクな部分を描くというところが、悩ましい。