テマリブログ

てまり窯の作業日報など

紅斑釉廃止

午前中は、陶芸教室の粘土処理したり、ミゴの修理をしたりと雑用で終わり、午後は、立ち寄ってくれた弟夫婦と談笑後、釉薬の整理をした。自分は好きだった海老茶色の釉薬「紅斑釉」だ。いくら自分で気に入っていても、売れないのだから仕方ない。今回の陶器市で、この釉薬の最後の品物である楕円小皿が、やっとこ売れた。もう作ることはないだろう。てまり窯のHPからも削除しよう。
16年くらい前、釉薬の試験をしている時、ある物を入れると、大谷石が明るい海老茶を呈することが分かった。これは行けると、今まで少しずつ改良してきたけれど、どうしても売れなかった。売れないものは消えていく運命。たいやきの他にかめやきというのがあったらしいけれど、売れずに消えていったという。確かに、亀を甲羅ごと食べるというのは、ちょっと・・・。