テマリブログ

てまり窯の作業日報など

塗られた本

松本清張のドラマ「塗られた本」を観た。ストーリーより若年性アルツハイマーという病が、本人や周りの人間をどう変えていくかに興味が・・・。過去が失われ、未来は自分さえ分からなくなる死の世界?。狭められて行く時間の帯。自己同一性を失う事で感じる大いなる世界との繋がりは、怖れ、苦しみ、悲しみ、怒り、嫉妬などの負の感情を拭い去ってくれるのだろうか。