テマリブログ

てまり窯の作業日報など

釉薬掛け

今日は、一日ひたすら釉薬掛け。
深岩石の試作釉にヒビが入っていた。
問題点は、

  1. ボテボテして、粘度が大きいのに、厚く掛からない。
  2. 水引きが遅い。
  3. 乾燥するとヒビが入る。

これらをどう解決していくか・・・。
そういえば、以前、これと同じような現象に悩まされた釉薬があった! 炭酸マグネシウムを使ったヒビ釉だ。結局、この釉薬は、ものに出来ず、挫折しているが、今回は、挫折したくない。
先ず、水引きが遅い部分が、両側釉薬の所ということは、水分が素焼きに吸収しきれなということではないか。乾燥するとヒビが入るのも水分過多で大きく収縮するからではないか。保水力は何処から生まれるのか。何故高粘度状態になるのか。ここを考えてみる。
分散質の板状結晶ゼオライトや針状結晶ゼオライトの粒子径が粘土並みに小さくなると、粘土ドベと同じような高粘度状態になると仮定すると、珪酸ナトリウムのような解膠剤があるかもしれない。
平行して、ミルを使わないで釉薬を作り直してみる必要がある。