テマリブログ

てまり窯の作業日報など

試行

タタラ成形

今日は先ず、刷毛目用の泥の調整から。熔化化粧土に近い組成にしてみた。これで、釉薬のヨリが抑えられるか様子を見てみる。 午後は、タタラ成形。煎茶碗の深さと口縁部の変更。それから、φ13ボウルの型をφ14ボウルで使っていたものに変更してみた。 夜…

試行錯誤

今日も、装飾泥の調整で試行錯誤。見難くて作業しにくいチョコレート色の泥を、もっと明るい色にしようと、明るい黄色の赤土を混ぜたら、もっと生地土に近い色になってしまった! 絵の具を混ぜるのとはわけが違うらしい。結局、元のレンガ色の泥に戻してしま…

装飾用泥作り

今日は、後回しにしていたメインの装飾用泥の調整に一日かけた。今まで作った試験片を眺めながら、違う色泥をどう混ぜるかで半日悩んだ。どうしたら安定して発色するのか・・・。どうしたら、釉薬としっくり行くのか・・・。色だけではなく、筆やミゴによる…

サイトいじり

昨日、笠間の愛岐熱工業所のPCで、てまり窯のサイトを見たところ、ホームページのレイアウトがずれていた。 画面がうちのよりワイドなので、コンテンツが左側に寄ってしまっている。positionプロパティーは止めて、やっぱり、tableセレクタでレイアウトする…

液体セラミック

花瓶が水漏れするので、防水加工してくれと、お得意様から依頼された。花瓶は殆ど作らないのをいいことに、今まで花瓶の防水加工をしたことがなかった。益子の明智鉱業で防水材を尋ねると、粋工舎の「液体セラミック」と云う商品を薦められた。1700円が高い…

ティーカップ

新しく作ったタタラティーカップで、春雨スープを食べてみた。180cc入るので、量も十分か。しばらく使ってみることにする。

汎用カップ

珈琲、紅茶の他、スープにも使える汎用カップをタタラ成形で作ってみた。定番になったスープ・リゾットカップを作るときの要領を応用したら、なかなかよく出来たと思う。

窯出し

今日は、粘土処理しながら、窯出し。根走りもせず、全体的によく焼けたけれど、夏茶碗の高台は失敗! やはり、この釉薬は貝で受けなきゃダメだな。 釉薬の改良のヒントを見つけた!?。

削りなど

今日は、筒箸置きの仕上げから。それから、茶銚の胴の削りと、茶漉し穴あけ(9+8X2+7X2+6X2+5X2)、注ぎ口付け。次に、筒湯飲み、蕎麦徳利の削り、骨壷の削り、蓋削り。 茶銚も骨壷も蓋削りには、神経を使う。茶銚の蓋のキ部分を垂直にしてみた。骨壷の蓋の内…

ロクロ成形

梅雨らしい雨の一日。こういう日は、乾かないのでロクロ成形がいい。筒湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、6寸丼の成形のあと、久しぶりの蕎麦徳利の成形。デザインお任せなので、試行錯誤。土取りをマグカップと同じにして、丸くするところまで同じにする。…

釉薬作り

今日は、ポットミルから擂りあがった釉薬原料を取り出す作業から。中身が入った磁器製ポットミルは滑りやすい上に、40kg以上あるので、足の上なんかに落っことしたら大変だ。腰を痛めないように気合を入れてミル台から作業台に移す。無事バケツに移し終えて…

湯飲みの文様

面相筆で描いていた文様の一部に、思いつきで針金と三角定規を使ってみたところ、効率アップ! 仕上がりもよい。

アルミナコーティング

素焼きを出しながら、カーボランダムにアルミナコーティング剤*1を吹き付けた。ボーメ度は46でOK。一枚当たり、約100cc位使う。 *1:アルミナ80%、蛙目粘土20%、ミル5時間、80メッシュ

釉薬試片作り

174回窯に入れる釉薬試片作り。今回は、4つの釉薬を作る為の試験。 陶芸教室用2種 茶銚、急須用1種 抹茶碗用1種 一つくらいは、ものになって欲しい。

茶銚

午前中、マグカップの取っ手付けが終わってから、茶銚の組み立て。茶漉しは7654の六角形にしてみた。出来れば内側に凹ましたかったけれど、出来なかった。この茶漉しをすんなり通る茶銚用の釉薬を、難しいかもしれないけれど大谷石粉で作ってみたい。 午後は…

紋様付け

飯碗と丼の紋様付け。線引きを手ロクロ上で直接やってもOK。印版も曲面用のものを作って試したところ、これもOK。

飯碗&丼用湿台

今日は一日、飯碗と丼の削り。飯碗も丼も削れる一石二鳥の湿台を作ってみました。なかなかいいです。

新型カレー皿

昨日午後作った二つの型で試し打ち。今まで縁を反り返らすタイプのカレー皿やスープ皿をタタラ成形で作ったことがなかったので、なかなか要領を得ない。 木型を削っては、試し打ち、削っては試し打ちで一日終わってしまったけれど、成形の段階では、なんとか…

新型ソーサー

朝一で、昨日作った型を使用してソーサーを試し打ち。魯山人の蟹皿をイメージ。これなら、取り皿としてもいい感じ。 この形だと、指が皿の下に入りやすいし、持ちやすいかも。

粘土再生

ほっておかないで、まめにトントンすると、水分が全体に行き渡り、表面だけが硬くなるのを防げる。 と思っていたけれど、現実には、素焼き鉢に入れっぱなしの方が、いいと4日後に分かった。やってみなければ分からなかった。

穴広げ

非鉄用回転ヤスリ(円錐形・280円)はセキチューに売っていた。早速、植木鉢の水抜き穴広げ作業。

異物

これは、釉薬の中で生成すると推測される異物。釉薬を作った直後には無いからだ。これが焼成後も残り、ざらつきの大きな原因になるのだと思う。いったいこれは、何だろう? 来月一日、東京農工大に行くので、晶析の研究をしている先生に訊いてみよう。 とり…

蓋付き小壺

午前中はマグカップとコーヒーカップのロクロ成形。 午後は、小壺の胴と蓋の削りと仕上げ。胴はまん丸、蓋はキノコのカサみたいで可愛いでしょ。胴と蓋が、削らずにしっくりすれば、いいのだけど、なかなか難しい。削りの後は、胴に足付け。

深皿タタラ成形

カレー皿やパスタ皿の試行錯誤。底が狭い物はヘタリ易い。かといって広過ぎると使いにくいか。 夕方4時過ぎ、GALLERY-Jに様子を見に行った。平日だというのに、結構お客さんが見に来てくれていたし、幾らか売れていた。たま子さん、益古時計で丼ご購入あり…

内回し

朝一で、釉薬の相性試験。とりあえず、めくれ、ヒビはなし。焼成でよらなければいいのだけど・・・。 やっとカップ類の釉薬掛けに入れた。カップ類の内回し用の釉薬の濃度を上げた。ボーメ度は、外側56、内側68。

印判

今回は、黒泥ではなく、新しく調合した釉薬を印判で施釉。凸凹の曲面に押すのは難しい。なかなかきれいに模様が出ない。お陰で、釉薬掛けが遅々として進まず! おまけにとっても肩がこる・・・。 ほぼ一日、この作業をしていて、終わるころになって、釉薬の…

二重掛け

今まで二重掛けを避けていたけど、赤土の場合は、釉薬の濃さを調整すれば、模様になるかもしれない。 底に緑釉を刷毛塗りする深角皿は、四隅が二重掛けになる掛け方で、ろう抜きも底だけで済むし、仕上がりもきれい。 ソーサーやカレー皿もこの二重掛けで施…

今回の赤土の品物には、てまり窯の「て」の印を入れてみます。 今日は、コーヒーカップと湯飲みのロクロ成形。コーヒーカップの方は、マグカップと同じ要領だったので、難なく出来たのですが、湯飲みの方は、いろいろと形を変えて悪戦苦闘。基本中の基本の湯…

グリグリっと

土見せが出来る土だと、削りも水挽きも大胆になれていい。 今回、コーヒーカップを挽いていて、「これだ!」という感触あり。グリグリっと一発で引き上げるときの感触が、実に楽しい。 欠点は、大きさを揃えるのが難しいのと、形も様々になってしまうこと。…

ガス屋さんに相談

お世話になっている三菱マテリアルエネルギー↓の技術の方に電話して訊いてみました。http://www.mmene.co.jp/hp/business_gas.htmlやっぱり、訊いてみるものですね、てまり窯用に成分比率を変えたガスを試験的に提供して下さるそうです! 次回の170回目本…